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2008年2月28日 (木)

風邪引いた

ので、今日は早めの帰宅

久しぶりに本を読む時間ができた

読んだのはこれ

国のない男 Book 国のない男

著者:カート・ヴォネガット
販売元:日本放送出版協会
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現代アメリカ文学を代表する作家、らしい

村上春樹も影響を受けた、らしい

帯には太田光のコメントが、「この本の全ての言葉を自分の頭にインプットしたいと思った。」と

エッセイなのだが、文体が流れるような口語調で話しかけられているよう

82歳になった作家の頭の中がここにある

思考を言葉に定着させることがうまいのなんの

シニカルでユーモラス、浅いようでとてもディープ、突き放すようで暖かい

文中より

「唯一わたしがやりたかったのは、人々に笑いという救いを与えることだ。

ユーモアには人の心を楽にする力がある。

アスピリンのようなものだ、

百年後、人類がまだ笑っていたら、わたしはきっとうれしいと思う。」

なんてかっこいい82歳だろう

もうひとつ

「われわれはここ地球でばかばかしいことばかりしている。

誰にも違うとは言わせない。」

人間やその人間が作った社会という仕組みに対する、くそったれっていう気持ち

そして、その反対側にある愛情

そのコントラストをはっきりと伝えてくれる

こんなばかばかしい世の中だから

人に優しく生きていくということが輝いて見える

この作品が彼の遺作となっている

久しぶりに、自分の世界を広げてくれる作家に出会った。

風邪を引くのもなかなか悪くない。


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